2017年09月21日

多くを抱えるということ

「なんで塾の先生になったんですか?」


今まで何度も聞かれてきました。


そして、全くおもしろくないですが、

「教えるのが好きだったから。」

って答えているような気がします。



何度か書いた気がしますが、僕は昔っから負けず嫌いでした。


自分が価値を持たないものにはそうでもないのですが、

価値を持っていることに関しては、とにかく負けたくない。


それに対して頑張ることを、

「努力」

とは思っていなかったような気がします。



教育の仕事についてからも、

他の人より分かりやすい授業をしたい、

生徒に受け入れられる存在になりたい、

それらに関して、負けたくない。


いっぱい考え、練習した気がする。



出世したいとも思っていた。


授業以外のことも考え、やってみて、

勉強して知識もつけ、出世した。




塾の先生として働く以上、

生徒たちのことは本気で抱えなければならない。



「なんか教える仕事やってみたかったんだよねー。」

「あの子は何回やっても覚えてくれなくて。」

「まぁいいか。」


それだけの人では、本当の意味では失格だろうな。



同業の真剣に向かわれている人なら分かると思いますが、

ちょっとここでは書き切れないほど、

考えることや、やるべきこと、ありますよね。


抱えられないのであれば、別の仕事を目指した方がいいんじゃないかな。



そして、出世して上司になるということは、

部下たちのことも抱えていくということ。


ただ偉くなるのとは違うと思う。


テレビドラマなどである、

「部下への責任のなすりつけ」

が得意な上司、あり得んなぁ。



部下の能力不足、ミス、

その人の責任にするのは簡単で、上司じゃなくてもできる。


そうせずに、それらを自分のものとして抱え、

変えるためにどうしたらいいのか?

伸ばすためにどうしたらいいのか?

考え、実践する。



部下が伸びることがうれしくて、

それは部下の評価であるが、ある部分は上司の評価でもあると思う。


あくまで僕の個人的な意見ですが、

少なくともAbilityではそんな気持ちで見ています。



塾ってちょっと特殊な仕事だと思う。


全員が生徒を抱える。


上司になれば給与が上がったり、役職がついたりするけど、

その分部下のことを抱えなければならない。



多くを抱えることは時に大変だけど、

自分の存在意義を感じられ、誰かのために動けることは、

本当に幸せなことじゃないかな。



抱えることは、権利ではなく義務である。



そう思います。



学習塾Ability


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Posted by 建部 洋平 at 09:13│Comments(0)強く思う
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