2018年07月07日
掃除する人
僕がAbilityを開校するずっと前の話。
当時勤めていた塾で、エリアの総責任者をしていた頃です。
その塾では、授業後の教室の掃除は、
最後にその教室で授業を行った人がやることになっており、
当たり前ですが、僕もずっとやってきました。
当時の社長がやられていた姿を見ていたのもありますが、
僕が上の立場になってもやっていこうと思っていて。
校舎長になっても、その上の役職、そして総責任者になっても。
まぁ普通のことです。
でもある日、若手の従業員からの報告が。
「〇〇校の校長と先輩は掃除を全くしてくれない」
授業後に、掃除をやらずに事務室で生徒の話を始め、
掃除は全て若手にやらせていたのです。
「上司や先輩の掃除は自分がやります!」
若手としては、こんな気遣いがあってもうれしいものですが、
決して強制するものじゃありません。
更に、もっと立場のあった僕がやっている姿を見ていたからか、
余計にちょっと納得がいかない様子でした。
きっと社会ではよくあることなんでしょう。
雑用は新人がやるとか、面倒なことは押し付けるとか。
ダサいなぁと思いつつ、気持ちが分からんでもない。
僕は上司になっても絶対にやると決めていたので、続けてこられましたが、
気持ちが緩むと、立場にあぐらをかいてしまっていたかもしれません。
気持ちが分からんでもないと言っても、好きじゃないです。
そして、そういうダサいことをする人っていうのは、
ちょっとだけ立場が上の人のような気もします。
もっと上の立場になって、様々なことを抱えられている人はやらんでしょ?
そうでもないか?苦笑
たまに従業員たちにもする話です。
うちも、上司、先輩、若手、個別講師、
いろんな立場の人たちがいます。
それらをちゃんとやれているのかな?
いや、まだ100%はやれていないかもね。
先輩になったり、上司になったりしたら、
そりゃやることは増える。
当たり前のこと。
それらをプラスで出来たり、下の従業員を抱えられたりするから、
上司になったり、待遇もよくなっていくのですから。
プラスは増えたけど、簡単なことは捨ててマイナスにするんじゃ、
結局プラスは少なくないかい?ってことですよ。
上が下を気遣い、下は上を気遣う。
出来ない(やってくれない)マイナスに苛立つのではなく、
出来る(やってくれる)プラスに感謝すること。
「〇〇くん、授業うまくやれているかな?今度話を聞いてあげよう。」
「〇〇さん、あんなに教材作ってくれて、僕ができるあれは僕がやっておこう。」
こういう関係が自然に作れていくと、感謝と笑顔の環境になっていくんだろう。
人は弱いものです。
僕も同じ。
その弱さにどれだけ向かえ、クリアできるか、
それがやさしさにもつながるし、とても大切なことでしょう。
常に考え続けなければいけないことだと思います。
学習塾Ability
当時勤めていた塾で、エリアの総責任者をしていた頃です。
その塾では、授業後の教室の掃除は、
最後にその教室で授業を行った人がやることになっており、
当たり前ですが、僕もずっとやってきました。
当時の社長がやられていた姿を見ていたのもありますが、
僕が上の立場になってもやっていこうと思っていて。
校舎長になっても、その上の役職、そして総責任者になっても。
まぁ普通のことです。
でもある日、若手の従業員からの報告が。
「〇〇校の校長と先輩は掃除を全くしてくれない」
授業後に、掃除をやらずに事務室で生徒の話を始め、
掃除は全て若手にやらせていたのです。
「上司や先輩の掃除は自分がやります!」
若手としては、こんな気遣いがあってもうれしいものですが、
決して強制するものじゃありません。
更に、もっと立場のあった僕がやっている姿を見ていたからか、
余計にちょっと納得がいかない様子でした。
きっと社会ではよくあることなんでしょう。
雑用は新人がやるとか、面倒なことは押し付けるとか。
ダサいなぁと思いつつ、気持ちが分からんでもない。
僕は上司になっても絶対にやると決めていたので、続けてこられましたが、
気持ちが緩むと、立場にあぐらをかいてしまっていたかもしれません。
気持ちが分からんでもないと言っても、好きじゃないです。
そして、そういうダサいことをする人っていうのは、
ちょっとだけ立場が上の人のような気もします。
もっと上の立場になって、様々なことを抱えられている人はやらんでしょ?
そうでもないか?苦笑
たまに従業員たちにもする話です。
うちも、上司、先輩、若手、個別講師、
いろんな立場の人たちがいます。
それらをちゃんとやれているのかな?
いや、まだ100%はやれていないかもね。
先輩になったり、上司になったりしたら、
そりゃやることは増える。
当たり前のこと。
それらをプラスで出来たり、下の従業員を抱えられたりするから、
上司になったり、待遇もよくなっていくのですから。
プラスは増えたけど、簡単なことは捨ててマイナスにするんじゃ、
結局プラスは少なくないかい?ってことですよ。
上が下を気遣い、下は上を気遣う。
出来ない(やってくれない)マイナスに苛立つのではなく、
出来る(やってくれる)プラスに感謝すること。
「〇〇くん、授業うまくやれているかな?今度話を聞いてあげよう。」
「〇〇さん、あんなに教材作ってくれて、僕ができるあれは僕がやっておこう。」
こういう関係が自然に作れていくと、感謝と笑顔の環境になっていくんだろう。
人は弱いものです。
僕も同じ。
その弱さにどれだけ向かえ、クリアできるか、
それがやさしさにもつながるし、とても大切なことでしょう。
常に考え続けなければいけないことだと思います。
学習塾Ability
Posted by 建部 洋平 at 11:05
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